ゴースト血管はふくらはぎにもできやすい?!ふくらはぎセラピストによるゴースト血管対策

最近、テレビや雑誌で見かけるようになった「ゴースト血管」。
ゴースト血管とは、血管はあるのに血流が途絶えてしまっている状態のこと。酸素や栄養を届ける血流が滞り機能が低下し、最終的には消えてなくなることのある細い血管(毛細血管)のことを指します。
このゴースト血管、実はふくらはぎにもできやすいのです。
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、血液を心臓に戻すポンプのような役割をしています。
しかし、運動不足や加齢などによってふくらはぎの筋肉が衰えると、血流が滞りやすくなり、ゴースト血管ができやすくなってしまうのです。
血管がゴースト化すると、 ゴースト血管は、見た目の老化、シミやしわ、むくみなどの原因になります。また、病気にもつながってしまうと考えられ、未病の段階でゴースト血管を改善していくことが重要だと言われています。
そこで今回は、ふくらはぎセラピストの筆者が、ふくらはぎを中心としたゴースト血管対策についてお伝えしていきます。
ゴースト血管の原因とは?
ゴースト血管の原因は、生活習慣の悪い方、あまり運動をしていなかったり、こってりとした食事ばかりとっていたり、喫煙があったりという方々は毛細血管へのダメージも大きいと言われています。
- 運動不足:ふくらはぎの筋肉は、収縮と弛緩を繰り返すことで血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。運動不足になると筋肉が衰え、血流が滞りやすくなります。
- 加齢:血管の構造の安定化に関わる物質である「アンジオポエチン1」は、加齢とともに分泌されなくなってしまいます。そのため、加齢とともに血管が安定化を失うとは柔軟性を失い、血流も悪くなってしまい、酸素や栄養が漏れてしまいます。
- 食生活の乱れ:高脂肪食や塩分の多い食事は、血液をドロドロにし、血管を詰まらせやすくします。
- ストレス:ストレスは血管を収縮させ、血流を悪くします。
- 冷え:冷えは血管を収縮させ、血流を滞らせます。
ふくらはぎセラピストが教える!ゴースト血管対策
ふくらはぎを動かす
ウォーキング
1日30分程度のウォーキングは、ふくらはぎの筋肉を自然に鍛えることができ、血流を促進できるので、おすすめの運動です。
カーフレイズ
立った状態で、かかとを上げてつま先立ちになる運動です。同じ姿勢が続く場合など、その場でできる運動なのでぜひ試してみてください!
足首回し
足首をゆっくりと回す運動です。
ストレッチ
ふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチも効果的です。ふくらはぎを 動かすと一気に全身の血流も良くなるので、取り入れてみましょう!
ふくらはぎマッサージ
オイルマッサージ
マッサージオイルを塗って、ふくらはぎを下から上に優しく揉みほぐします。
タオルマッサージ
タオルを丸めてふくらはぎに当て、コロコロと転がします。
食生活を見直す
Tie2を活性化させる成分を摂取
血管の安定化に関わる「アンジオポエチン1」は、加齢とともに分泌されなくなります。「アンジオポエチン1」の代わりになる「Tie2」を活性化させるものを摂取することでゴースト血管を改善できます。「Tie2」を活性化させる天然由来成分には「ヒハツ」や「桂皮(ケイヒ)」「ルイボス」があります。特にヒハツが効果があるということが研究からわかっています。
バランスの取れた食事
野菜や魚、大豆製品などを積極的に摂り、高脂肪食や塩分の多い食事は控えましょう。
水分補給
血液や筋肉にも、水分(流れ)が必要です。1日1.5リットル以上の水を飲み、血液をサラサラに保ちましょう。
漢方を試す
体質や症状に合わせて、漢方薬を服用するのも効果的です。
体を温める
入浴
湯船にゆっくりと浸かり、体を温めましょう。この時にふくらはぎを優しくマッサージするとさらに血流がよくなるのでおすすめです!
靴下
厚手の靴下を履き、足元を温めましょう。5本指ソックスは指先一本一本に力が入れやすくなり血流アップにも効果的です。
ストレスを解消する
十分な睡眠を取り、心身をリラックスさせましょう。好きなことや楽しいことをするのもGood!
症状が改善しない場合は、専門家(医師など)に相談しましょう。
ふくらはぎから血流を良くしてみてはいかが?!
ふくらはぎの健康は、全身の健康につながっています。
今回ご紹介したゴースト血管対策を参考に、ふくらはぎや体のケアをされてみてください。続けることで、全身の血流が良くなり、体の不調が改善される可能性がありますので、実践して健康なからだを手に入れましょう!