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骨盤のゆがみが体に与える影響は?

カラダ
YOKARE編集部
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日本人の4人に1人は悩みを抱えていると言われている腰痛。リモートワークの増加とともに腰痛を訴える人も増えています。2020年4月〜5月に315人の会社員に行われたアンケートによると、緊急事態宣言前後で腰痛を感じる方は16%から29%に増加、非テレワーカー(10%)に比べてテレワーカー(31%)が腰痛に悩んでいるという結果になりました。[注1]

腰痛になる原因の一つに骨盤のゆがみが考えられますが、骨盤のゆがみは腰痛以外にもさまざまな問題を体にもたらします。

見た目に与える影響

骨盤の上には背骨がついていて、その周りには肋骨や肩、頭と続きます。骨盤の下には股関節があって、太ももから足と続いて地面に降り立ちます。 体のど真ん中に位置する骨盤がゆがんでしまうと、まず見た目の変化に気づくかもしれません。骨盤が傾けば背骨もどちらかに傾きやすくなりますし、股関節のねじれにも影響すると考えられます。

骨盤の高さに左右差が出る

まっすぐ立ってみて腰骨のあたりを触ってみてください。左右どちらかの高さに違いを感じたら、骨盤の高さに左右差が出ている証拠。また、どちらかの腰骨が前に出ていると感じたら骨盤にねじれが出ている可能性が高いです。

骨盤は真ん中にある仙骨とその両脇にある寛骨の3枚の骨で構成されています。普段の生活習慣で偏ったクセがあると左右の高さに差が出たり、ねじれが生じてしまいます。 整体やマッサージに行って「足の長さに左右差がありますね」と言われたら。おそらく骨盤の高さの左右差のことと思ってください。足の裏を揃えた状態だと骨盤の高さに差が出ますし、寝て骨盤をまっすぐにすると足の長さに差が出るというだけです。

肩の高さに左右差が出る

骨盤の高さに左右差が出ると、当然のことながらその上についている背骨にも傾きが出て肩の高さにまで影響してきます。背骨のゆがみタイプはC型とS型に分けることができて、C型ですと骨盤の左右の高さと肩の左右の高さは逆になります(右の骨盤が高い時は、右の肩が低くなる)。 一方で、S型になると骨盤と肩は同じ側が高くなる傾向があります(右の骨盤が高いと、右の肩が高い)。これはあくまで簡易的な見方になりますので、細かく知りたい方はプロにお任せするのがいいでしょう。 

X脚やO脚になりやすい

骨盤の真ん中にある仙骨は生活習慣によって、ねじれるだけではなく前や後ろに傾きやすいです。それにともなって両脇についている寛骨も、外向きに開いたり内向きに閉じたりして骨盤全体のゆがみを作ってしまいます。 寛骨が閉じたり開いたりすることで、股関節も内側や外側に引っ張られてX脚やO脚といった脚の見た目にまで影響が及ぶことからも、足の問題だと思ったことでも骨盤のゆがみに起因していると考えられます。

反り腰や猫背など姿勢が悪くなる

横から見た時にS字のカーブをしているのが背骨の自然な弯曲ですが、仙骨の前方や後方への傾きが大きくなると背骨の正しいカーブも崩れてしまいます。その結果として、反り腰やフラットバック、猫背といった姿勢の問題にまで影響してきます。 

骨盤のゆがみが原因で起きやすい症状

骨盤のゆがみは見た目だけではなく、体の痛みや症状としても出てきやすいです。特に腰痛や股関節痛といった骨盤に近い部位だけではなく肩こりなどにも出てきます。

腰痛や仙腸関節痛

骨盤のゆがみがあることで一番影響してしまうのが腰。仙骨が前や後ろに傾いてしまうとそれに引っ張られて、腰もつねに引っ張られるようになります。特に腰まわりには肋骨がついていないので、背骨を支えるのは腰やお腹の筋肉だけです。体を支えるために余計な力を使ってしまうとその分だけ固まりやすく、痛みを感じやすくなります。 また、仙骨と寛骨を結んでいる仙腸関節の部分にも痛みを感じやすいです。腰よりも骨盤のあたりが痛いと感じた時は仙腸関節痛を疑ってください。骨盤の左右のねじれは仙骨と寛骨の間にストレスをかけてしまうので、それを直接痛みとして感じるようになります。

股関節痛

骨盤のゆがみはその下にある股関節のねじれにも影響してきます。膝を胸に近づけるようにすると股関節の前側がつまって痛い、前にかがもうとするとお尻にズキっと痛みが出るといった場合には要注意。これらの症状は左右両方に出るというよりも左右どちらかに出るということが多く、その場合は骨盤がゆがんで左右どちらかに傾いている可能性があります。

肩こりや首こり

背骨のS字の弯曲が強くなってしまったり(猫背)、逆にまっすぐ(ストレートネック)になってくると肩こりや首こりを感じやすいです。頭の重さは体重の約10%ほど。正しいS字カーブであれば、首にかかる負担を分散して、体の真上に頭をキープしてくれるので余計な力はかかりません。 それがストレートネックになると頭の重みを逃がすことができずに首にストレスがかかったり、猫背になると頭が体よりも前に出てしまうのでその分だけ肩に余計な力がかかってしまいます。

尿もれ

女性に出てくる悩みとしては尿もれではないでしょうか。骨盤のゆがみは骨盤底筋と呼ばれるインナーマッスルの機能低下を起こしやすく、骨盤まわりをギュッと締めるのが苦手になってきます。最近では骨盤底筋を鍛えるトレーニングなども紹介されていますので、そこから骨盤のゆがみの調整まで行うようにしましょう。

終わりに

骨盤のゆがみは痛みなどの症状だけではなく、見た目にも影響してきます。骨盤がゆがんでくるから見た目に影響して痛みになるのか、骨盤がゆがんだことで痛みが出てそれをかばって姿勢が悪くなるのか。実際のところはどっちも可能性があります。 見た目にしても痛みにしても相互に関係しているので、骨盤のゆがみから整えていくということが大切になってきます。

[注1]腰痛の悩みは3倍に!テレワークで増える健康の悩み、今すぐできる対策とは

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