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女性の悩みに応える機能性表示食品とは?

カラダ
YOKARE編集部
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女性の悩みに応える機能性表示食品とは?

具体的な健康効果を表示できる機能性表示食品。これまでに4,300件を超える商品が公表されています(2021年8月15日現在)。対象者を「女性」に特化した商品も多数登場。きっと、あなたの悩みを解消してくれる商品が見つかるはずです。

「骨」「冷え」「むくみ」「肌」の女性向け商品が人気

機能性表示食品には「女性」を対象とした商品がたくさんあります。この制度は2015年にスタートしましたが、年々、商品の対象者を表示に盛り込む傾向が強まっています。

これは、健康効果を裏づけるヒト試験(人を対象とした試験)の内容を忠実に表示に反映させた結果です。

ヒト試験によっては、被験者(試験の参加者)の年齢や性別に偏りがあります。たとえば、「40代以上」を対象とした試験の結果は、40代以上の人には当てはまりますが、20代の若者に当てはまるかどうかは不明。というのも、中高年者と若者とでは症状をはじめ、消化や代謝などにも違いがあるからです。

同様の理由から、女性だけを被験者としたヒト試験の結果は、男性に当てはまるかどうかが不明です。そうした理由から、試験結果に沿った表示とする傾向にあります。

女性向け機能性表示食品では、さまざまな健康効果をうたった商品が登場。このうち、「丈夫な骨」「冷え」「脚のむくみ」「肌の潤い」の分野は特に人気があり、多数の商品が誕生しています。

丈夫な骨

女性向け機能性表示食品でメジャーなのが、「骨を丈夫にしたい女性」を対象とした商品群。中高年女性にとって骨の健康は大きな問題。そこで、多数の企業から「骨を丈夫にしたい中高年の女性に適した食品」「更年期以降の女性の骨の健康に役立つ」と訴求した機能性表示食品が販売されています。

配合成分は大豆イソフラボン、β-クリプトキサンチン、マルトビオン酸カルシウムなど。商品形態もサプリメントをはじめ、蒸し豆、キャンディー、大豆モヤシ(生鮮)などバラエティーです。

冷え

「女性の冷えの悩み」を和らげてくれる商品群も存在感を示しています。

配合成分はヒハツ由来ピペリン類、エラグ酸、L-シトルリンなど。表示内容は「冷えにより低下した血流(末梢血流)を正常に整え、冷えによる末梢(手)の皮膚表面温度の低下を軽減」や「手の冷えが気になる女性に適した食品」などです。

脚のむくみ

女性にとって悩ましい脚のむくみ。この悩みを和らげてくれる機能性表示食品が1年ほど前から出始め、今では人気ジャンルに成長しました。

配合成分はヒハツ由来ピペリン類。冷えへの効果と合わせて、「女性の夕方の脚のむくみ(病的ではない一過性のむくみ)を軽減する機能」などを表示しています。

肌の潤い

「肌の潤いを保つ」作用のある機能性表示食品も、お肌が気になる女性に人気。乳酸菌、大豆イソフラボン、ローヤルゼリー由来成分などを配合した多数の商品が販売されています。

各商品には、「肌が乾燥しがちな中高年女性に適している」「ミドルエイジの女性の肌の潤いを逃がしにくくする肌のバリア機能を高める」といった表示が見られます。


「排尿」「膣内環境」に着目した機能性表示食品も誕生

女性の排尿のわずらわしさに着目した商品も誕生。キナ酸を配合し、「トイレが近いと感じている女性の日常生活における排尿に行くわずらわしさをやわらげる機能」を訴求しています。

「排尿」とともに話題となったのが、膣内環境に焦点を当てた機能性表示食品。乳酸菌を配合し、「膣内環境を良好にし、膣内の調子を整える機能」と表示しています。

このほか、肥満気味の女性に向けた商品もあります。リンゴ由来プロシアニジンB2とオレアノール酸を配合。「肥満気味の女性の体重・BMIやウエスト周囲径を減らすのを助ける機能」をうたっています。

 

機能性表示食品の届出件数は増加の一途をたどっています。企業による研究も盛んに行われていて、引き続き、新たな健康効果を表示した商品が次々と登場するでしょう。

女性の悩みは尽きませんが、それに対応した機能性表示食品が増え、市場の裾野を拡大することが期待されています。あなたの悩みを和らげてくれる商品が見つかれば、一度試してみてはいかがでしょうか。
 

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