ハワイの万能調味料「フリフリソース」でハワイの名物フリフリチキンを自宅でも楽しもう!
ハワイのフリフリ?
「フリフリソース」という名前を聞いたことがありますか。 フリフリソースの生まれは、ハワイでハワイの言葉です。ハワイ語で「フリ」(huli)とは、英語にすると「turn」、「返す」や「回す」という意味の言葉です。ハワイでは、フリフリソースを使ったフリフリチキンが、ローカルフードとして多くのハワイアンたちに愛されています。
フリフリソースを使ったフリフリチキン
出典:https://www.instagram.com/taaa.612/(@taaa.612)
フリフリチキンとは、鶏肉を直火で焼く料理で、テリヤキ・チキンの一種です。ただし、使用するのは食べやすい大きさに調理された鶏肉ではなく、丸ごとのチキン。フリフリが意味する「回す」の通り、チキンを串で刺して、炭火の上でくるくると回しながら、焼き上げるのが特徴です。 焼き上げる際に、甘いソースを何度も塗り直しながら、直火焼きをします。その甘いソースがフリフリソースと呼ばれています。
フリフリチキンの歴史
フリフリチキンの歴史は、今から約70年ほど前に遡ります。 ハワイで、ポルトガル系のアーニー・モルガドと日系人のマイク・アサギは、1950年代半ば、養鶏農家の会合で、チキンバーベキューを振る舞いました。そのときのチキン料理に使用されていたのが、モルガドの母親から伝えられたとされる照り焼き風のソースです。照焼き風のソースで味付けされたチキンは人々にとても好評で、モルガドとアサギは、オアフ島のエヴァ・ビーにパシフィック・ポウルトリー・カンパニーを創立して、照焼き風のソースとチキンの販売を始めます。 その後、串に刺さった鶏肉を、「フリ!」(回せ!)の声を出しながらひっくり返すことが定着し、フリフリチキンという名前が広く使われるようになりました。パシフィック・ポウルトリー・カンパニーは、"huli-huli" の商標を取得しています。
現在のフリフリチキン
今では、フリフリチキンは、高級レストランから屋台、市場など、ハワイのさまざまな場所で目にすることができます。
ハワイで本場のフリフリチキンを食べるならココ
Ray's Kiawe Broiled Chicken(レイズ・キアヴェ・ブロイルド・チキン)
出典:https://www.instagram.com/eijyu2/(@eijyu2)
ハワイ、オアフ島のノースショアの名物といえば、レイズ・キアヴェ・ブロイルド・チキン。ハレイワのメインストリートにあるハレイワ・ショッピング・プラザの向かい側にあります。ちなみに、「キアヴェ」とは、ハワイ語で香りのよい炭の名前だそう。 レイズのフリフリチキンは土日限定なので、「絶対に食べたい」という人は、スケジュールをしっかり調整しておきましょう。
フリフリソースを手に入れて、フリフリチキンを自宅でも楽しもう
ハワイに行くにはお金も時間も必要です。手軽に自宅でフリフリチキンを楽しむには、自分で作ってみるのが一番。 フリフリソースを手に入れれば、本場の味を自宅でも再現することができます。
フリフリソースを手に入れるには
モルガドとアサギが設立したパシフィック・ポウルトリー・カンパニーの監修を受け、日本で製造されたソースがこちら。
HuLiHuLi(フリフリ)ソース
出典:https://www.instagram.com/haru.tomo42723/
ハイビスカスのイラストが目印です。 オリジナルレシピならば、鶏肉を丸ごと使う必要はないので、食べやすい大きさに切って料理するとよいでしょう。また鶏肉だけではなく、豚肉や牛肉、魚にも利用可能です。焼くときに使うだけではなく、煮物、煮魚、すき焼きなどの料理にも応用できるので、万能調味料として日々のレシピの強い味方になりそうですね。
フリフリソースの原料
フリフリソースは以下のような原料から作られています。
- 砂糖
- しょうゆ(大豆・小麦を含む)
- おろししょうが
- 食塩
- カラメル色素調味料
- 酸味料
- 香辛料抽出物
しょうゆがベースになっているので、日本人にはとてもなじみのある甘辛い味です。日本でよく食べられている照り焼きより、甘さが強めに出るのが特徴。 食欲を増進してくれる風味なので、元気の出るものを食べたいときにぜひ挑戦してみてください。