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甘茶の持つ効能とは?自宅で淹れる甘茶の作り方

食育
YOKARE編集部
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花祭りでお釈迦様に灌がれているお茶として知られている「甘茶」。甘茶は花祭りのときに、お釈迦様に灌ぐだけでなく、お寺での参拝客にも振る舞われているお茶なのです。

自然な甘さが特徴の甘茶ですが、さまざまな効能が期待できます。
甘茶の茶葉は市販で購入することができ、自宅でいつでも美味しい甘茶を楽しむことができます。年に一度の花祭りだけでなく、普段から自宅で甘茶を飲んでみてはいかがでしょうか。ここでは甘茶の持つ効能から、作り方について紹介します。

甘茶の効能や作り方を紹介する前に、まずは甘茶について少し紹介しておきましょう。

甘茶とは
甘茶は「アマチャ」という植物の若葉を煎じて入れたお茶のこと。
実はウリ科の植物に「アマチャヅル」という名前のものがあり、その植物を使った「甘茶蔓茶」というお茶もありますが、甘茶と名前が似ているものの、全く違う飲み物です。
どちらも市販で購入することができる茶葉なので、甘茶を飲みたい場合はこの甘茶蔓茶と間違えないように注意しましょう。。

甘茶の効能

アマチャは江戸時代から薬として利用され始めましたが、このように薬として使われているのは日本特有の使い方です。

甘茶は天然の甘味料としても利用されたり、化粧品や入浴剤などにも用いられています。甘茶にはさまざまな効能が期待できるのです。さらに、甘茶はカフェインやタンニンを含まないため、小さい子供から妊婦さんなどでも安心して飲むことができます。

それでは、甘茶の効能や効果について紹介していきましょう。

健康祈願

甘茶は、お釈迦様が誕生したときに竜が天から注いだ甘露に見立てて花祭りで使われていると言われています。無事に誕生したお釈迦様にちなんで、甘茶は健康祈願としても使われており、特に子供の健康を願って飲まれているのです。

厄除け

甘茶には厄除けの効果も期待でき、災難を洗い流すという意味合いでも使われています。常日ごろから甘茶を飲むことで、災いから身を守ってくれるのです。

防虫効果

さらに、アマチャの茶葉には防虫効果があると言われています。使い方としては、墨にアマチャを混ぜてすり、白い紙に虫よけのおまじないである「ちはやぶる卯月八日は吉日よ 神下げ虫を成敗ぞする」という言葉を書きます。その紙を戸口に貼ったり、室内の柱に逆さに貼ることで虫よけ効果が期待できます。

抗アレルギー作用

アマチャに含まれる甘茶メタノールエキスという成分の効果で、抗アレルギー作用が期待できます。最近では花粉症など何かしらのアレルギーを持つ人も増えています。
軽い症状で、あまり市販の薬に頼りたくないという方は、甘茶を試してみるのもおすすめですよ。

鎮静作用

甘茶にはサポインという成分が含まれており、その成分が精神を安定させ、心を落ち着かせる効果が期待できます。

甘味効果

甘茶は古くから甘味料として使われてきました。砂糖が普及した現代でも、さまざまな場面で砂糖の代用として用いられています。

特にダイエットを意識している場合や糖尿病患者の療法にはとても有効な手段です。
ノンカロリーでもあるので、安心して飲むことができますよ。

甘茶の作り方

甘茶は、茶葉となるアマチャを、加工調整で発酵させることで甘くなります。

苦味の成分はグルコフィロウルシンといい、酵素によって加水分解されるとフィロズルチンという甘みの強い物質に変化するのが特徴です。フィロズルチンは砂糖の約1,000倍の甘さ。砂糖が普及する前の甘味料として使われてきました。
それでは、実際に甘茶の作り方を紹介しましょう。

茶葉の作り方

 

  1. アマチャは、夏に葉を採取します。収穫したアマチャの葉を手でよく揉みこみます。揉みこむときは汁が出てくるまでよく揉みこむのがコツです。
  2. こうすることで、苦いアマチャの葉が甘くなるのです。
  3. しっかり揉みこんだアマチャの葉は、1~2昼夜かけて蒸らしましょう。蒸らすことでアマチャの葉を自然発酵させます。
  4. 発酵させたアマチャの葉は、水洗いして約2日干します。
  5. これに水を吹きかけてむしろをかぶせてさらに1日発酵させます。
  6. 手で葉をよく揉んで天日でもう一度、乾燥させます。

このように調整することで、生では苦く甘みのない葉は甘みを生じ、縮んでしわがたくさんできるのです。

甘茶の淹れ方1【やかんや鍋で煮出す方法】

花祭りで使われる甘茶を作る参拝者の多いお寺では、やかんや鍋などで一度に多くの量を作ります。家庭で作る場合もたくさんの量が一度に作れるので、大量に作る場合はおすすめですよ。

【用意するもの】

  • やかんまたは鍋
  • 水 1L
  • 茶葉 5g
  • お茶パック 1枚

【作り方】

  1. まずは必要な量のお湯を沸かします。
  2. お湯を沸かしている間に、茶葉を準備します。茶葉の量は、お湯1Lに対して約5gが目安です。作る量に合わせて用意してください。たくさんの量になる場合は、お茶パックの袋を分けて入れると良いでしょう。
  3. 沸騰したお湯のなかに、火傷に気をつけながら茶葉の入ったお茶パックを入れます。煮出す時間はお好みですが、4~5分ほどで十分煮出すことができます。
  4. 煮出したら、苦みが出ないようにお茶パックを取り出しておきます。

甘茶の淹れ方2【急須で淹れる方法】

やかんで作ると一度にたくさんの量を入れることができますが、まずはお試しで淹れてみたいという場合や、一人分を少しずつ楽しみたいという方におすすめなのが急須で淹れる方法です。
気軽に入れたい場合は、まずは少量で楽しんでみて下さい。

【用意するもの】

  • 急須
  • お湯 400ml
  • 茶葉 1g

【作り方】

  1. まずはお湯を沸かします。分量より多めに湯を沸かし、湯のみに入れて温めておくと良いでしょう。
  2. お湯が湧いたら、約80℃になるまで少し冷まします。
  3. お湯が適温になったら茶葉を急須に入れ、400mlのお湯を注いで蓋をしましょう。蒸らす時間はお好みですが、5分ほど蒸らすとしっかり抽出されます。
  4. 湯のみに入れておいたお湯を捨て、抽出した甘茶を注いだら完成です。

まとめ

さまざまな効果が期待できる甘茶。
あまり知られていませんが、茶葉を購入するだけで簡単に自宅で淹れることができます。子供から妊婦さんまで飲むことができるお茶なので、安心して飲むことができますよ。ぜひ一度試してみて下さい。

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