メニューを閉じる
メニューを開く
  • 食・料理
  • 美容
  • カラダ
  • 食育
  • SDGs

2021年のスイーツトレンド予測は「あんバターサンド」「進化系カヌレ」?流行る理由って何?

ニュース
YOKARE編集部
プロフィール画像
2021年のスイーツトレンド予測は「あんバターサンド」「進化系カヌレ」?流行る理由って何?

2020年はダルゴナコーヒーやバナナジュースが爆発的に流行し、タピオカは影を潜めたような印象があります。流行の背景にはどのような要因があるのでしょうか。

今回、おやつ体験BOX『snaq.me(スナックミー)』などを提供するスナックミーから発表された、2020年おやつ購入に関する動向や意識調査とスイーツ芸人であるスイーツなかのさんによる2021年のスイーツトレンド予測を紹介します。

2020年おやつトレンド調査結果

2020年は新しい生活様式が始まり、おうち時間が増えました。おやつを食べることも自宅での楽しみのひとつとして広まった印象があります。

調査結果のまとめとして、下記が挙げられます。

  • スイーツ・おやつの購入額が増加したのは全体の25%
  • 購入額の増加幅は、「500円以上1,000円未満/週」が47%、「2,000円以上/週」が11%、全体の平均では900円/週程度増加
  • 2020年にスイーツ・おやつ購入に求めたのは、1位「美味しさ」、2位「幸せ」、3位「楽しみ・わくわく」
  • 全体の18%がスイーツ・おやつのEC購入回数が増加。EC購入者のうち、45%が月に3,000円以上購入
  • スイーツ・おやつトレンドランキングは、1位「バスクチーズケーキ」、2位「ダルゴナコーヒー」。実際に購入したスイーツ・おやつランキングは、1位「バスクチーズケーキ」、2位「フルーツサンド」。
調査概要
■ 2020年スイーツ・おやつトレンドに関する調査
■ 調査対象:20〜50代の男女
■ 調査期間:2020年11月6日〜11月9日
■ 調査方法:ネットリサーチ
■ 調査地域:全国
■ 有効回答数:538サンプル


スイーツ・おやつの購入額は25%が増加し、スイーツ・おやつを求める傾向が高まったことが伺えます。さらに1日あたり100円程度の購入額の増加が最も多く、これまでよりも少し高めのおやつを購入したり、おやつの購入頻度が上がっている可能性が伺えます。カフェ代わりとして日常のおやつを自宅で楽しむように変化したり、おうち時間の楽しみにおやつタイムを楽しんでいる人が増えたことが伺えます。

2020年はバスクチーズケーキ、ダルゴナコーヒー、レモネード、フルーツサンド、バナナジュースなどが流行ったと感じている人が多くいました。
2020年と2019年のスイーツ・おやつに求めることの差分を見てみると、1位:幸せ(+8.7%)、2位:おいしさ(+6.9%)、3位:安全・安心(+4.4%)、4位:楽しみ・ワクワク(+3.2%)となりました。外出自粛期間などもあり、おうちでのささやかな幸せな時間を求めることが増えたことがわかります。また2019年と比較して安さ(-3.4%)映え(-1.2%)となり、スイーツ・おやつに求めるマインドに変化が見られます。


スイーツ芸人:スイーツなかのさんによる2021年スイーツトレンド予測

[トレンド予測]
●あんバターサンド

昨年からSNSを賑わしているあんバターサンド。Instagramでは「#あんバター」の投稿件数が今年に入ってから増加中。フルーツサンドなどの写真映えする断面は「萌え断」とも言われるが、あんことバターをパンで挟む画力の強さもSNSで人気の理由。構成自体はシンプルだが、バンズで挟んだりクリームタイプのバターを使ったりと、見た目や食材にもアレンジの幅が広がり、個性的なあんバターサンドが作られているのもブームの兆しを感じるところ。ベーカリーに限らずコーヒースタンドでも見る機会が出てきたことも注目したい。あるお店では、あんバターサンドの為のパンを独自開発し、製餡会社から餡を仕入れるなど本格的な取り組みも。珈琲とあんバターの相性の良さを考えると、今後は多くのお店で手がける可能性が予想される。同じ地域同士のパン屋と和菓子屋がコラボして商品化するケースもあり、日々アップデートする、あんバターサンドに要注目。

●進化系カヌレ


 2021年、大本命のトレンドとして挙げたいのがカヌレ。一昔前にブームが訪れたが、いま新たな進化を遂げ、再び人気を集めている。東京だけで見てもカヌレのお店は年々オープンし、朝から行列ができる光景も珍しくない。スパイスを使ったフレーバーや、お酒とのペアリングをイメージした大人向けカヌレなど、身近に嗜好品として楽しむ人が多くなったのもブームの兆しを予感。特に注目したいのが、日本各地でカヌレ専門店が増えている現状。ざっと数えただけでも10箇所以上あり、有名店は観光スポットにもなっている人気っぷり。その土地の食材を用いたご当地カヌレや、クリームを詰めた新感覚カヌレなど、外国の伝統菓子をアレンジする日本ならではの複合的なお菓子文化はさすが。カヌレは冷凍配送に向いてるので、「withコロナ」を考える上でも、お取り寄せ可能なEC商品として取り組むメーカーは増えていく。来年はカヌレから目が離せない。

スイーツなかのさんプロフィール

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。コンビ解散後、自分が熱中できるものを探究しようと、子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強する。特注のパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二のスイーツ芸人として活動を開始。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いジャンルで活躍中。

SHARE