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飲むだけで日本の食料自給率アップ?

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YOKARE編集部
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飲むだけで日本の食料自給率アップ?

東京都港区三田エリアにお店を構える「八百屋×カフェ 和合堂」。運営会社のConnect Farmは、全国の農家さんを直接訪問して繋がりを深めたいというコンセプトしていて、社名にその想いを表しているそうです。また、SDGsにも積極的に取り組み、全国の農家さんで発生するフードロスの解消にも力を入れていて、「フードロス」を解消するため、台風などの災害で変形したり、傷がついてしまったりした野菜を加工した商品をお手頃価格で販売しています。

八百屋×カフェ 和合堂の販売スペースでは、日本全国の農家さんとの繋がりから仕入れた、産地直送の新鮮な野菜やフルーツ、加工食品を販売しています。毎週いろいろな農家さんから仕入れているため、店頭には毎日さまざまな種類の野菜が勢揃いしています。

今回、八百屋×カフェ 和合堂は、全国的な天候不順などにより規格外の農産物が増加傾向にあったため、国産果物と自家製国産レモネードとをコラボさせた、和合堂オリジナルレモネードを販売しました。

市場には出せない規格外の果物を消費すること、飲むだけで日本の食料自給率アップすることを目指した八百屋×カフェ 和合堂の取り組みの紹介でした。

日本の食料自給率は低迷傾向

日本の食料自給率は低迷傾向が続いています。食料自給率の測り方は、生産額ベース総合食料自給率とカロリーベース総合食料自給率の2つがあります。カロリーベースの食料自給率については、サンマ・サバなどの魚介類が不漁となり、米消費が減少した一方で、小麦の単収が増加したこと等により、2018年度の日本の食料自給率は37%から2019年は1ポイント上昇の38%となりました。つまり、日本は62%の食料を海外からの輸出に頼っているということになります。


戦後直後の1946年は88%もあった食料自給率ですが、戦後の食生活の欧米化に伴い、日本国内での生産が減ってしまったことも日本の食料自給率の低下の原因と言われています。
品目別食料自給率では米は100%、野菜は79%の自給率で、全てを輸入に依存しているわけではありません。また、日本の食料自給率は38%というカロリーベース総合食料自給率が大きなインパクトを与えていることも事実です。

ただ、地球規模での食料不足の懸念もある今、海外からの輸入に頼らずに食料を生産していくことは考えていく必要があるでしょう。食べ残しを減らすフードロス、食生活の見直し、地産地消、農業の活性化などできることを少しずつ生活者も一緒に進めていくことが大切ではないでしょうか。
 

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